赤十字救急法基礎講習会

9月19日は赤十字安全奉仕団柏崎市分団の活動として、今年度2回目となる「赤十字救急法基礎講習会」を開催しました。
これは日本赤十字社 新潟県支部の事業を、地元の安全奉仕団が運営するという位置付けになります。

日本赤十字社 新潟県支部
https://www.jrc.or.jp/chapter/niigata/

講習は指導員3名にお任せしますが、準備や片付けは団員も手分けをして行いました。

厳重な感染防止対策のもと、円滑に実施できたと思います。
当初は同日に幼児安全法の短期講習会も行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止としました。
が、その連絡が申し込みをされた方々に行き届かず、大変申し訳ありませんでした。
今後は県支部との連絡を密にし、改善を図りたいと思います。
救急法基礎講習の要となるのは、一次救命措置です。
意識・通常通りの呼吸をしていない(=心停止状態)傷病者を発見した場合は、救急車を要請し、到着までの間に心肺蘇生(胸骨圧迫など)を行います。
心臓から送り出される血液には酸素が含まれています。
事故や急病などで心停止状態になると、脳への血流が途絶えて酸素不足に陥ります。
脳が酸素なしで生きられるのは、わずか3~4分と言われており、命が助かったとしても、重い脳障害を残します。
救急隊が到着するまでの間、心臓に残っている血液を送り出すことで、救命の可能性が上がります。
コロナ禍であっても、救命のための手法を普及し、また自らも確認してスキルアップしていきたいと思います。

【日本赤十字社】一次救命処置(BLS) ~心肺蘇生とAED~
https://youtu.be/N_b5wYiRwZE

柏崎総合医療センターへの支援

9月定例会議で計上されていた柏崎総合医療センターへの支援(2660万5千円)が、市のミスにより財源となる特別交付税の要求をしていなかったことから、支援取り消しの事態となりました。以下、新聞記事を引用します。
【新潟日報 2021.9.16】
補助金で手続きミス 柏崎市 2660万円減額補正へ
 柏崎市の柏崎総合医療センターの運営費を補助する市の事業で、市が関連手続きを誤り、予定していた補助金の増額ができなくなったことが15日、分かった。
 市は増額予定だった2660万円を減額する2021年度一般会計補正予算案を、16日の市議会9月定例会議に追加上程する。
 市によると、この事業は「公的病院運営支援事業」で、国の特別交付税を財源の一部に充てている。21年度当初予算では6084万円を計上。9月定例会議で8744万円に増額する補正予算案を提出していた。
 8月に国に提出した書類の中で、本来は増額後の金額を記すべきところを、誤って当初予算額を記載した。庁内の確認作業で9月14日に誤りに気付いた。市は担当課の認識違いと確認不足が原因としている。
 医療センター側にも報告したが、本年度計画で補助金増額は見込んでおらず、直ちに経営に影響は出ないとの回答を得たという。
 櫻井雅浩市長は15日、市議会議会運営委員会で「確認作業を怠り、大変恥ずかしく、申し訳なく思う」と陳謝した。
議会での詳細は以下ブログに記しています。
<本会議での質疑>
http://step-one.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-043d1a.html
<委員会での質疑>
http://step-one.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-b56f8f.html
柏崎総合医療センターは私も家族も昔からお世話になっている病院であり、地域にとってなくてはならない医療機関です。

通常の医療に加え、新型コロナウイルス感染症の対応等もあり、医療従事者の皆さんは大変なご苦労をされていることと思います。

先方の回答が「直ちに経営が悪化するわけではない」とはいえ、患者数は前年度比10%減少(9/16委員会答弁より)であれば、決して余裕のある状態ではないと推察します。

また今回の特別交付税は、国が公的病院に対して自由度の高い支援を行う意図があり、地域医療を守るための措置だと考えます。

本会議でも委員会(分科会)でも早急に新たな支援を求める声は多く、私自身もそこは強く主張しました。

加えて市当局にはこうした事態を引き起こすに至った背景・原因を分析し、改善策を講じるよう強く願います。

地域猫活動TNR

9月9日の一般質問「人と動物の共生社会を目指して」では地域猫活動について取り上げましたが、率直な感想として「そもそも理解が進んでいないのだな」と感じました。
http://step-one.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-f48cca.html

ですが実際に私が加入している「柏崎ファミリーキャット」では、既に何度も地域猫活動のお手伝いをしています。

地域猫活動はTNRとも呼ばれています。その意味は

T=TRAP(つかまえる)
捕獲器を使って野良猫を捕まえます。

N=NEUTER(不妊手術する)
これ以上不幸な猫が増えないように、不妊・去勢手術を行い、手術をした証として耳をカットします。

R=RETURN(元の場所に戻す)
その猫が暮らしていたもとの地域に戻します。

そして、決まった時間・決まった場所でエサをあげ、食べ残しを片付けます。(置きエサをしないことがポイントです)

「エサやりさん」はひとりいればよいのですが、その行為が【野良猫への無秩序なエサやりではない】と、地域の方々に理解していただくことが重要です。

そこで周知用として以下のチラシを作成しました。
ちなみに野良猫が子猫を生んだ場合、親猫はTNR、子猫は捕獲して獣医師の診察を受け、預かりボランティアさんのもとで生育し、里親を探す・・という活動も行っています。

獣医師の診察を受けるのは、野良猫は感染症やノミ・ダニ・寄生虫などを持っていることがあるからです。

今も2匹の子猫の里親さんを募集しています。
詳しくは柏崎ファミリーキャットのメール kfcat.000@gmail.com   までお問合せください。