これからの介護を守るために

柏崎市議会議員として活動させていただき、2年半が経過しました。
常に取り組んできた介護の問題ワンテーマに絞って、活動報告を発行しました。
一部地域には新聞折込させていただいています。 

介護人材不足が続けば、介護難民や介護離職を招き、さまざまな産業が労働力を失います。
その一方で、介護の仕事は景気に左右されることはなく、今後も必要とされ続けます。

国レベルでは、岸田新総理が介護職の賃上げを目指すことを表明されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c7e64e2c26dc8bee0084140551dc3ad718fbb29

介護の仕事に就く方々が希望を持って働けるように、介護を必要とする方々が安心して暮らせるように、今後も地道に取り組んで行きたいと思います。

柏崎市第五次総合計画・後期基本計画

柏崎市では現在、第五次総合計画・後期基本計画の策定を進めています。
https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogokeikaku_sogosenryaku/sougoukeikaku/index.html

総合計画とは地方自治体の全ての計画の基本となり、地域づくりの最上位に位置づけられる計画です。長期展望をもつ計画的、効率的な行政運営の指針が盛り込まれます。

柏崎市総合計画は基本構想と基本計画によって構成されています。
これまで基本計画は前期・後期それぞれ5年でしたが、令和4(2022)年度からとなる後期基本計画は4年間に変更されました。 

総合計画は総合計画の審議会、分野別の分科会によって構成され、委員は市民の皆様から募ります。
https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogokeikaku_sogosenryaku/sougoukeikaku/22599.html

今年1月から審議会・分科会を開催し、策定作業を進めています。
https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/shiseijoho/shisaku_keikaku/sogokeikaku_sogosenryaku/sougoukeikaku/25704.html

一方、今回から市議会からの政策・施策提言を後期基本計画に反映させるべく、節目ごとの意見交換や提言書提出を行ってきました。
https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/gikaijimukyoku/gikaiuneiiinkai/27106.html
さて、そのような経緯もあり、9月22日にも市当局(市長も同席)と市議会の意見交換を行いました。今回は以下の資料が提出されました。

・柏崎市議会提言対応状況一覧
・第五次総合計画後期基本計画(案)
・後期基本計画 目標指標一覧 

また後期基本計画の重点戦略は
・子どもを取り巻く環境の充実
・大変革期を乗り越える産業イノベーションの推進
の2つに絞られました。
意見交換では、議会側からは

・国際情勢の課題についての記述が長すぎる。
・重点戦略「子どもを取り巻く環境の充実」は子育て支援策だけでなく、医療や雇用など様々な施策との連動を示すべき。
・総合計画について市民にわかりやすく伝える努力が必要。
・総合計画が示す将来都市像がイメージできるようにすべき。
・目標指数と人口減少の現実に乖離はないか。
・施策の実現に向けて市の計画を列記してもわかりずらい。HP上で計画のリンクを貼るなど、工夫が必要。
・審議会・分科会の策定スケジュールと議会の提言のタイミングが合いにくい。次期の総合計画においては審議会・分科会に議員が加わることも検討してはどうか。
・人口減少が課題とされるが、高齢者と現役世代(社会の担い手)の比率を重視すべきではないか。
・DXの進行が人と人のつながりを希薄にし、自助・共助にも影響するのでは。
・市民ひとりひとりの所得を上げる施策展開が必要。

・・といった意見が出ました。それに対し、担当部局および最後に市長の回答・見解が示されました。 
後期基本計画には相当、市議会側の意見・提言を反映していただいていると思います。
今後は自らが提言したことに責任を持って、計画の内容を理解し、市民の皆様に周知するとともに、質問や審査を行っていかなければならないと感じたところです。

赤十字救急法基礎講習会

9月19日は赤十字安全奉仕団柏崎市分団の活動として、今年度2回目となる「赤十字救急法基礎講習会」を開催しました。
これは日本赤十字社 新潟県支部の事業を、地元の安全奉仕団が運営するという位置付けになります。

日本赤十字社 新潟県支部
https://www.jrc.or.jp/chapter/niigata/

講習は指導員3名にお任せしますが、準備や片付けは団員も手分けをして行いました。

厳重な感染防止対策のもと、円滑に実施できたと思います。
当初は同日に幼児安全法の短期講習会も行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止としました。
が、その連絡が申し込みをされた方々に行き届かず、大変申し訳ありませんでした。
今後は県支部との連絡を密にし、改善を図りたいと思います。
救急法基礎講習の要となるのは、一次救命措置です。
意識・通常通りの呼吸をしていない(=心停止状態)傷病者を発見した場合は、救急車を要請し、到着までの間に心肺蘇生(胸骨圧迫など)を行います。
心臓から送り出される血液には酸素が含まれています。
事故や急病などで心停止状態になると、脳への血流が途絶えて酸素不足に陥ります。
脳が酸素なしで生きられるのは、わずか3~4分と言われており、命が助かったとしても、重い脳障害を残します。
救急隊が到着するまでの間、心臓に残っている血液を送り出すことで、救命の可能性が上がります。
コロナ禍であっても、救命のための手法を普及し、また自らも確認してスキルアップしていきたいと思います。

【日本赤十字社】一次救命処置(BLS) ~心肺蘇生とAED~
https://youtu.be/N_b5wYiRwZE