11月8日、栄養士会柏崎支部会員研修会でした。
栄養士会には職域支部があり、私は現在「地域活動」に所属しています。
年1回の支部会員研修会では、各職域支部が合同で行います。
(1)活動報告 「在宅医療(栄養)推進事業」
(2)実践紹介
・食事形態ピラミッド
・学校給食甲子園出場について
・職域における減塩の取組
(3)グループワーク
・職場での減塩レシピや取組について共有化
・グループワーク報告会
【学校給食甲子園】は、「地場産業を活かした我が校の自慢料理」をテーマにしたコンクールです。
2020年、柏崎市南部地区学校給食共同調理場に勤務する学校栄養職員で、現在の栄養士会柏崎支部会長の近藤綾子さんが「優秀賞」を受賞されました。
https://kyusyoku-kosien.net/2020final_detail_niigata/
https://kyusyoku-kosien.net/2020final_result/
コロナ禍のため大会はオンラインで行われたそうで、「食育授業」を実演していただきました。
メニューは「柏崎市政80周年のお祝い献立」ではあるものの、基本的には日頃から提供しているものであり、甲子園のための特別に考案したわけではないそうです。
また食育授業は地産地消の意味、柏崎市の豊かな食材について理解しやすく、とても優れた内容でした。
甲子園出場にあたり、柏崎市学校教育課や農政課等の協力も得たそうです。
「優秀賞受賞は支えていただいた皆さんのおかげ。これからも変わらぬ姿勢で取り組みたい。」と語る近藤会長の姿勢はとても素晴らしく、柏崎市の学校給食は非常にグレードが高いことを実感できました。
また今回の研修会の大きなテーマは「減塩」でした。
5年ごとに国が策定する「日本人の食事接種基準」(令和2~6年度)では、1日あたりの塩分接種量の目標値が男性7.5g未満、女性6.5g未満、高血圧の方の目安は6g未満とされています。
そのため病院や学校等での献立作成において、「食塩6g」がひとつの指標となっています。
食塩6gがどの程度かといえば、「ラーメンのスープまで飲み干す」だけで達する量、ということになります。
もともと日本人は塩味を好む食文化があるため、6g以下に抑えるためには相当意識しなければなりません。
事例発表の後、他の職域支部の方々と意見交換も兼ねたグループワークを行い、非常に参考になりました。
非常に有意義な機会でした。ありがとうございました。